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シクスターゲート: Classicに関する情報整理

※ストーリーの内容に関する情報は(ほとんど)含みません。

※2022年10月4日にシクスターゲート: Classicはリニューアルに向けアップデートされたため、この記事の内容は現在のバージョンとは異なります。

PCの鍵盤ゲー一般に通用する地力が欲しいAshrmです。

 

はじめに

 

6月・7月に書いた記事ではsteam版シクスターゲートについて書きました。

 

terrastellal.hatenablog.com

 

terrastellal.hatenablog.com

 

公開から長い時間が経っているのであり、更新すべき情報があります。一つはVeteran 3ライセンスと新しい最難関譜面があることですが、より大きく変化したのはAndroid版周辺です。

 

Android版シクスターゲートについて、上に示した記事ではとにかく「ほとんど知られていない」ということを言い続けていました。

 

あれから、2022年8月10日に突然の更新が入りBluestacksやNoxPlayerなどを利用してのプレイが可能になり*1、またClassic版の情報共有用のtwitterアカウントが開設され、9月15日に大きなリニューアルがなされ、iOS版もリリースされる予定*2ということで今注目が集まっています。

 

そこでこの記事では、大きな更新を控えたシクスターゲート: Classic*3について今のところ分かっている情報を書いていきます。独自研究を含むので信頼できないかもしれません。

 

8月31日の開発者配信(の公認英訳配信)が情報元になっていることもあります。

 

音楽ゲームとしての仕様

初回起動時は自動的にチュートリアルが始まるのですが、ここで2022年9月4日現在のPC版では何の情報もなかった「宇宙探査と音楽ゲームになんの関係があるのか」が分かります。これは結構重要な情報だと思います…

 

主にsteam版との違いについて言及するつもりです。なお、ここに貼った譜面画像はノートスピード設定450で撮影したものです。

PC版に慣れ親しんでいると、違和感を覚える箇所があります。どこかわかるでしょうか。
想定解はもう少し先に書きます。

まず最初に指摘しておきたいのが、この音ゲー縦画面であるということです。珍しいと思います。今プレイできるスマホ音ゲーで、縦画面のものは私の知っている範囲だと(KONAMIのものを除けば)Tone SphereとNOISZ STARLIVHTくらいです*4

 

得点システムはPC版のコンボボーナスなし1,000,000点満点とは異なり、ノーツごとの得点が固定になっている仕様のようです。すなわち、

BLUE STAR...120点

WHITE STAR...60点

YELLOW STAR...40点

RED STAR...-50点*5

コンボを切ると減点される音ゲーは珍しいですね。このゲームなりの「コンボボーナス」的な何かなんだと思います。そして、WHITE STARのスコアがBLUE STARの50%とPC版よりかなり厳しい仕様になっています。ただ、このゲームのBLUE STAR判定はPC版より広い体感があります。スマホ音ゲーなのであり、PC版の35msでは一般に狭すぎますね。そして、理論値は一応「ノーツ数×120点」ということになりますが、わかりにくいということもあり、精度%も併記されております。また、「ノーツ数×120点」ではありますが、LNは1コンボにつき1ノーツの得点が与えられます。これはLN1つで1ノーツ分の得点であったPC版とは大きく異なります。

 

そのスコアをTwitterで共有したいというときに、リザルト画面は以下のような感じです。

リザルト画面から譜面の種別と表記難易度数がわからないのは問題ですね。しかもスコアツイートのデフォルトの文面にも存在しません。そもそも通常譜面には譜面種別を示す呼称すら存在しておりません。しかし、今後に控えるリニューアルで、各譜面にPC版同様の呼称がつけられ*6るのに伴い、改善されると思われます。

違う話になりますが、このゲームにおけるLNの仕様はPC版と異なります。まず判定ですが、なんと始点押し判定と終点離し判定が両方存在しません。どういうことかというと、下のような配置は押しっぱなしで通ります

24分として処理するのが筋かもしれませんが

まあこの仕様を悪用できる状況はさほど多くないのですが。

また、後に来るノーツのほうが上に表示される仕様になっているらしく、ブルーノーツのLNの上にレッドノーツが来た場合はレッドノーツが上に重なって表示されるのですが、これは常にレッドノーツが背面に表示されるPC版とは異なる仕様です。先ほど画像のキャプションでクイズ的に出した「違和感」の想定解がこれです。

一方PC版にはこのような配置がありますが、案外見やすくできてます。

ただ、この仕様のせいで、下の画像のような厄介なことが起こります。

と言いつつ分かっていればそんなに困ることはない

各モードの説明

音ゲーをプレイするモードは主に3つあり、Free Traveling、Trailblazing、Outer Spaceです。



Free TravelingはPC版のTravel Modeのようなフリープレイです。各譜面のレベルは1~10となっています。今後のリニューアルにより、各曲の3つの譜面はPC版同様にComet、Nova、Supernovaの呼称がつけられる予定のようです。なお、追加課金を必要とする曲は3曲で360円~370円の曲パック*7と520円のストーリーチャプターに入っています。私はこれらを全部購入しましたが、リニューアルに伴いゲームエンジンが変更になるとこれらのデータは消えるようです。しかし、課金した分は「ARKK」として*8返却されることが開発者配信で予告されています。

収録曲はかなりの割合がPC版にも収録されていますが、そうでない曲もあります。

 

Trailblazingはストーリーモードです。ストーリーの合間に楽曲をプレイし、「MISSON OBJECTIVES」をクリアして先に進むものです。複数存在しますが、少なくとも1つクリアすれば先に進めると思います。多くクリアしても特に何もなさそうです。

開発者配信の情報では、リニューアルに伴いメインキャラクターはシイからセレネになり、ストーリーは「Steam版の前日談」になる予定のようなので、今あるストーリー内容はPC版に追い込まれるのだと思います。

全6章を予定していたようで、現在は2章まで実装されています。2章以降は課金アイテムで、2章には楽曲が4曲収録されております。各章には「MAIN STORY」というアイコンがあり、もしかしたらサブストーリーを作る可能性があったのではないか、などといろいろ想像できますね。



そしてOuter Spaceモードです。Steam版では同名のモードが、メニュー上の未実装要素「Orbital Traveling」を置き換える形で登場する予定のようで、その内容は「成績によっていろいろなアイテムをアンロックできるコースモード」のようです。ストーリー要素はどこに入れ込まれるのかとちょっと疑問ですが、まあそれはSwitch版が出るまでには何とかなっていると思います。

Classic版のOuter Spaceモードは、バッテリーと呼ばれるスタミナを消費してランダムで選択される譜面をプレイするモードです。

画像の子がセレネです。

そこで選択される譜面にはFree Travelingで選択できない特殊譜面が多く含まれており、プレイを重ねることで「Explore Level」を上げると特殊譜面の出現確率が上昇します*9。特殊譜面は通常譜面にはないトリッキーな特性を持っているか、ただ単に非常に難しい譜面かのどちらかです*10。例えば、最後の2ノーツ以外ブルーノーツしかない譜面*11、逆に最初の2ノーツ以外レッドノーツしかない譜面、配置は非常に簡単だがやたら判定が厳しい譜面が出現します。

また、Outer Spaceでしか遊べない楽曲「NIGHTFALL」が存在し*12、プレイを重ねることでゲージを貯めて100%にすると確定で遊ぶことができます。

Explore Levelの最大値である∞は課金アイテム「INFINITY PASS」の購入で取得します。

バッテリーの最大値を上げるのも課金アイテムです。

バッテリーの回復速度を上げるのも課金アイテムです。

NIGHTFALLのゲージ上昇量の増加も課金アイテムです。

そして、

これら全部で750円です。

正直たくさんプレイするのでなければInfinity Pass(250円)で十分なんじゃないかと思います。これを使えばかなり高い確率で特殊譜面が遊べます。

譜面傾向

タッチスクリーンでプレイする都合上、PC版と様々に異なる特徴の譜面が用意されています。

まず操作系はSDVX同様の見た目をしていますが、ゲートレーンの開閉に伴い対応するボタンが実際に現れたり消えたりするのがタッチスクリーンならではで面白いと思います。

また、主にOuter Spaceの特殊譜面にあるような高難易度をプレイしていると気づくことがあります。

まず最初に、私の知る限りではどんなに高難易度になっても3つ以上の同時押しは存在しません。今後このルールは破られる可能性がありますが、スマホ縦画面でのプレイが考慮されているといえます。

そのため、PC版のような物量で押す譜面が作れません。代わりに、認識難で難易度を上げているような譜面があります。例えば下の画像です。

また、1譜面だけですが極端な片手いじめ譜面がありました。

今「極端な片手いじめ譜面」と書きましたが、それはBlueStacksを用いてPC版同様の操作でやるから片手いじめ譜面になるわけで、本来スマホタブレットでは出張して取ればよいわけですね。PC版では両手でそれぞれこのレベルの処理をさせる譜面があったりするのですが…

 

このような感じで、同じレーン数のゲームでも操作がスマホタブレットかキーボードかによって作られる譜面の特徴が変わってくるのが面白いです。iOS版が出たらすぐiPadにインストールして本来の楽しみ方をしたいと思っています。

現状難易度はそんなにインフレしておりませんが、今後どうなるでしょうか。

最後に

リニューアル前のシクスターゲート: Classicの状況をまとめてみました。PC版とは異なる独自の方向性がデザインから感じられてよいです。現在はバグにより英語以外の言語設定にすると言語が混じってわけのわからないことになってしまいますが、これはリニューアルに伴い直されるでしょう。ついでに英語訳が「wow much sorry」*13でなければよいのですが*14

この後このゲームがどう変わっていくのかが楽しみですね。

 

*1:公式Twitterからかき集めた情報をつなぎ合わせると、2022年2月23日前後にサービス中断となった以前のバージョンはオープンベータテストだったと思われます。

*2:Android版が先に更新されるとのことです。

*3:Google Playストアでの現在の表記。

*4:これがものすごく危険な記述で、探せばいくらでもあるんですが、…

*5:ただし、0点未満には減点されない

*6:Quasarはありませんが。

*7:現状4つあります。

*8:そう、Classic版においてはARKKは課金アイテムなんですね

*9:この記事に載せている譜面画像は大半が特殊譜面のものです。

*10:このゲームで最も難しい部類の譜面が含まれ、通常存在しないレベル11の譜面もあります。なお特殊譜面の中でも特徴的な譜面は通常の意味での難易度を付けられないのか難易度数にあたるものにギリシャ文字を含みます。そのような譜面は譜面そのものに名前が付けられています。差分名みたいなものでしょうか。

*11:LUNAR MODEの先取り?

*12:PC版ではただの曲なのですが。

*13:スタッフクレジットより

*14:ストーリーテキストの英語は私のつたない英文解釈ながらbrokenに思える箇所が散見されました。尤も今見られるテキストはストーリーの変更に伴いすべて差し替えられると思われますが。